半導体が
紛争の資金源
にならないように

サムスン電子は、協力会社の総合リスク管理に向けたG-SRMシステムを構築し、責任ある鉱物管理システムを整備しました。 これにより、国際的な責任ある鉱物問題に対する認識を高め、すべての協力会社に対して責任ある鉱物の現状調査と、リスク要因に対する事前検証および早期改善を行っています。 また、サムスン電子の責任ある鉱物方針に反する資材については、システム上で購入の段階から流入を根本的に遮断しています。

サムスン電子は、RMI(Responsible Minerals Initiative)が認証する第三者監査プログラムRMAP(Responsible Minerals Assurance Process)を取得した製錬所が供給する鉱物のみを使用しています。 そのため、コンゴ民主共和国などの紛争地域で違法に採掘された鉱物を使用していません。 さらに、サムスン電子は責任ある鉱物を積極的に管理するため、国内の事業所で発生した廃棄物に含まれる鉱物は、RMAPの認証を取得した製錬所でのみ処理するよう管理基準を強化しました。

さらに、2023年からはDS部門で使用するコバルトもRMAP認証鉱物のみを使用することになりました。

サムスン電子は、鉱物リサイクル循環システムの構築にも取り組んでいます。 国内の事業所で発生した廃棄物と使用済み電子製品の処理過程において、鉱物を含む廃棄物はRMAPの認証を取得した製錬所にのみ供給するよう管理基準を強化しています。 そして、韓国都市鉱山協会との協議を通じて、国内の製錬所に対してRMAP認証の取得を呼びかけています。