環境・労働安全を
最優先に

環境・労働安全を
最優先に

環境・労働安全を
最優先に

サムスン半導体では、環境・労働安全を最優先に考えています。そのため、協力会社の安全な職場環境づくりを支援するために人材と資材を提供しています。提供する支援は、協力会社が環境認証を取得するためのコンサルティングサービスから、主要なサプライヤーに対し、翌年の供給量を事前に割り当て安定性を保障することまで多岐にわたります。さらに、サプライチェーン全体に労働安全衛生の取り組みが根付くよう、協力会社を対象とした専門プログラム運営やインセンティブ提供も行っています。

「作業中止権」制度はプログラムであり、正式な規定でもあります。「作業中止権」とは、現場の労働者が韓国の「産業安全保健法」に規定された「緊迫した危険」でなくても、作業中に危険だと判断した場合は、作業中止を求められる権利です。労働者が作業中止を求めた場合、その安全のために直ちに生産を中止しなければなりません。

「作業中止権」制度は2018年に導入されました。導入当初、協力会社の現場では安全問題が相次いだにもかかわらず、「作業中止権」の行使件数はそれほど増えませんでした。原因は、協力会社、労働者、サムスン半導体のそれぞれの懸念点にありました。作業中止権の行使で作業が中止されると、協力会社は生産遅延や人件費損失の心配があり、その労働者は労働時間が短縮され、賃金が減る不安があり、そしてサムスン半導体は、制度の悪用が起きて作業に支障が生じるのではないかという懸念がありました。だからといって、「作業中止権」制度を廃止することもできませんでした。

「作業中止権」制度を積極的に導入し、安全な環境を構築した協力会社を表彰するため、2021年4月16日に表彰式を開催しました。真空配管PMを管轄するインファENGと、電気フックアップを担当するテミョンGEC、そして配管フックアップを担当するウィテックが受賞しました。今後も、協力会社と共に成長することに注力していきます。

表彰式では、優秀協力会社の現場で起きているポジティブな変化をたくさん聞くことができました。また、「作業中止権」制度が安全な職場環境づくりに果たす重要な役割を、関係者全員が改めて実感しました。