セーフフォーラム2022：サムスンファウンドリーのイノベーションの触媒は多彩な分野を照らします

10月4日にサムスンファウンドリーの社員、パートナー、顧客がサムスン電子のセーフフォーラム2022が開催されたサンノゼに集まりました。このフォーラムのタイトルはイノベーションの触媒で、サムスンから発表された内容も多かった他、業界のトレンドやイノベーション、一流の顧客の経験を提供されました。SAFEプログラムが行っている作業をカバーする技術セッション向けに、サムスン・ファウンドリーの生態系の中で、個人向けとして親和性の高いイベントでした。 サムスンファウンドリーの技術プラットフォーム開発の長であるRyan Lee氏が、近くて、効果的なパートナーシップへのSAFEの仕組み、ゴール、取り組みを繰り返し言うことで、その日のトークは始まりました。

SAFE：ファウンドリーの高鳴る心臓 SAFEはサムスンアドバンストファウンドリエコシステムの略字で、強力な、先端システムオンチップ(SoC)設計を提供するため、ファウンドリー、パートナーおよびその顧客で三角形を作ろうと努める広範囲に及ぶプログラムです。以前のセーフフォーラムはパートナーシップ、設計、性能のそれぞれにフォーカスしていましたが、2022年のイベントはイノベーションのカタリストバナー、過去の成功の祝賀、将来の課題および機会に向けて全ファウンドリーの領域を活気づける呼びかけに基づき、すべてを統合しました。 「セーフフォーラム2022では、当社と当社のエコシステムパートナーは、全業界の真のイノベーションを実現するよう、新しい設計インフラストラクチャとソリューションを共有します。」と、Lee氏は、的確な顧客サービス機能の中枢である5つのSAFEプログラムを分析する前に言いました。

SAFE知的財産(IP) SAFE IPは、サムスンファウンドリーとIPパートナーの間にしっかりした結びつきを築く上で役立つパートナープログラムです。このプログラムは、顧客のニーズに対応し、多くの領域でさまざまな品揃えを提供するように設計されています。 SAFE IPは、CONNECTという簡単に閲覧できる包括的なIP分類法を提供します。また、直感的なマーケティングと販売促進用に、IP製造状況をモニタリングするため、オーダーメイドのタグ付けシステムを提供します。一方、SAFE品質管理プログラム(SAFE-QCP)は、顧客がまさに必要とするIP設計を確実に得られるよう、IPに特化したサインオフ基準および認定基準を規定しています。専門的で基礎的なIP設計は、どちらもすべての種類の性能集約的なアプリケーションに役立つよう最適化されます。 「当社のIPパートナーシップは過去2、3年間で急成長しています。」と、Lee氏は語りました。「当社は現在、56社のIPパートナーを抱え、当社のIPタイトル数は4,000件を超えています。当社は、PCIe(Peripheral Component Interconnect express)、DDR(Double Data Rate)、D2D(Die to Die)、112G SerDesなど、高性能アプリケーション用のIPを認証しました。」 SAFE電子設計自動化 (EDA) SAFE EDAはサムスンファウンドリーの工程を介して、素晴らしく高度な製品を設計する際に顧客を援助するため、ファウンドリーDMとも呼ばれる基本的なRTL-to-GDS設計方法論を提供します。 EDA参照フロー開発は会社の工程で使用される重要なEDAツールすべてを保証します。EDAツールチェーンとフローは会社の基準と整合を保っています。SAFE EDAは自動車分野もカバーしており、自動運転車の能力が拡大している産業での顧客を支援します。SAFE EDAは自動車のSoCが業界の基準や資格を確実に遵守するようにし、安全装置に一体化するに違いない多数の部品を顧客がうまく扱うのに役立ちます。一方、会社のマルチダイ統合(MDITM)設計ソリューションサービスは、ほかにももっと多くの使用法があり、基本的な設計設定から物理的な検証までの範囲の完全なソリューションプロバイダーです。 「EDAツールはサムスンファウンドリーのEDA認定プログラムを介して顧客の設計ニーズに取り組む準備ができています。」と、Lee氏は説明しました。「それはEDAツールの正確さと効率で基準を設定し、顧客の設計が確実に成功するようにします。当社のEDAパートナーは、最先端の設計方法論を提供し、最高のPPAと迅速なTATを確保します。」 SAFEクラウド アマゾン・ウェブ・サービス、Microsoft Azureなどの主要な公共クラウドサービスプロバイダー、ならびにケイデンス、シノプシスなどの一流のEDA会社と協働することで、SAFEクラウドは顧客の完全な設計ワークフローの強化および改善を目指し、今まで以上にフレキシブルかつ協力的な設計環境を提供します。 SAFEデザイン・ソリューション・パートナー(DSP)、SAFEのアウトソースした半導体組み立ておよびテスト(OSAT) 特定用途向け半導体(ASIC)設計の専門知識とサプライチェーン管理のおかげで、SAFEの9社のグローバルDSPパートナーは、顧客のコストダウンとサイズダウンに役立っています。サムスンファウンドリーのプロセスオプションに精通しており、SAFE DSPは設計作業を合理化および使い易くします。 「最後になりましたが、これらに劣らず重要なこととして、OSATパートナーは、高度プロセス技術に加えて、高性能コンピューティングをサポートし、実装の総費用を削減する高度なパッケージング技術が、ますます重要になりつつあります。当社は2.5D､3D、チップレットなど、パッケージングソリューションを構築するOSATパートナーと協働してきました。」と、Lee氏は続けました。

パートナーシップがセーフフォーラム2022主役 基調講演、パネルディスカッション、総会、技術セッションでの議題について、そのすべてでパートナー、顧客、業界の代表者が参加しており、価値あるパートナーシップによるサムスンファウンドリーのしっかりしたエコシステムは、セーフフォーラム2022において脚光を浴びました。 基調講演では、ハードウェア設計の移行を可能にする共同の機会に関するシノプシス、イノベーションの触媒作用についてのケイデンス、高性能で適応力のあるコンピューティング向けのソリューションの形成に関するAMDなどの話がありました。パネリストには、AyarLabs、Avicena、Esperanto、Groq、Ethernoviaなど、SoCとIPの新興企業からの代表者が含まれました。出席者が訪れることができるパートナーのパビリオンには、38のパートナーが出展しました。 「当社が一緒に構築したこの業績にとても感謝し、誇りに思います。」と、Lee氏は言い、すべてのSAFEパートナーに心から感謝を表し、ゲストにネットワーク化し、さらに学習するよう勧めました。 SAFEの世界を探査する4つの技術セッション Lee氏は午後の4つの技術セッションを設定して締めくくりました。プレゼンテーションは22件に及び、これらのセッションでは、進歩はいかに進んでいるか、何が達成されてきたか、多くの重要で革新的なファウンドリー技術に向けて将来何を保有しているかの、4つのキーであるSAFEフィールドにおけるサムスンファウンドリーの最大のプロジェクトのいくつかを取り上げました。 最初のセッションはGAAとさらなるムーアのテーマに分類され、ここではサムスン電子のもっとも高度なプロセス技術、つまり3nm GAAを使用したサムスン電子のジャーニーを探査しました。 第2のセッションはマルチダイ統合で、ここでは、マルチ・ダイ・システムにおける3D IC設計の課題に取り組むため、会社の設計フローと方法論を取り上げました。これにはTSVを意識した設計、3D ICパーティショニングとパッケージの実装が含まれます。 第3のセッションは、HPC用の高度なIPで、高性能コンピューティング用SAFEエコシステムからの一流のIPソリューションに取り組みました。 最後のセッションは高度な設計プラットフォームで、設計ソリューションパートナーがサムスンファウンドリーの活用している設計業務とソリューションを議論し、そうしている間の多くのサクセスストーリーをお祝いしました。 これらのセッションについてさらに知りたい場合、または通してご覧になる場合は、サムスンファウンドリーのウェブサイトにアクセスしてください。