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[CES 2026 イノベーションアワード受賞製品] PM9E1 M.2 22x42: 超小型・高性能のAI最適化 PCIe Gen5 NVMe SSD

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今年、サムスン電子半導体部門は7つのCESイノベーションアワードを受賞し、半導体技術が業界全体のイノベーションを牽引し、個々の部品の役割を超えて日常生活を向上させていることを立証しました。その中でも、Computer Hardware & Components部門の受賞モデルであるPM9E1 M.2 22×42 SSDは、超小型サイズで前例のない容量と画期的な性能を両立させ、AIコンピューティングの加速するニーズに最適化されたストレージソリューションにおけるサムスンのリーダーシップを強化しています。

この革新を実現した主役たち、メモリ製品企画チームのソン・チャンウPL、チェ・スンホさん、ならびにソリューション製品開発チームのユン・ソンギTLとキム・ギジュンPTLにお話を伺いました。

Four PM9E1 development team engineers from Samsung Semiconductor posing for a group photo, representing key contributors to the compact PCIe Gen5 NVMe SSD innovation.
(左から) ソン・チャンウPL、キム・ギジュンPTL、ユン・ソンギTL、チェ・スンホさん
Four PM9E1 development team engineers from Samsung Semiconductor posing for a group photo, representing key contributors to the compact PCIe Gen5 NVMe SSD innovation.
(左から) ソン・チャンウPL、キム・ギジュンPTL、ユン・ソンギTL、チェ・スンホさん


Q. CES2026イノベーションアワードを受賞したPM9E1 M.2 22x42製品について簡単な紹介をお願いします。

ソン・チャンウPL:
サムスンのPM9E1 M.2 22x42 は、世界初のAI最適化PCIe Gen5 NVMe SSDで、サイズはたったの22 mm × 42 mmと超コンパクトです。プレミアムゲーミング、オンデバイスAI、ハイエンドコンピューティングなど、性能と省スペースが重要な次世代アプリケーション向けに設計しました。

小型ながら、PM9E1は業界トップクラスのシーケンシャル読み取り速度14.5 GB/s、書き込み速度12.6 GB/s(いずれも最大値)を実現し、容量は最大4 TBと、コンパクトドライブとしては前例のない性能を提供しています。これにより、性能を犠牲にせず、強力かつ省スペースなシステム構築が可能になります。

A close-up view of the Samsung PM9E1 M.2 22×42 SSD showing its controller, V-NAND, and PMIC chips mounted on a compact black PCB, alongside the CES 2026 Innovation Awards honoree badge.
CES 2026 イノベーションアワードを受賞したサムスンのPM9E1 M.2 22x42
A close-up view of the Samsung PM9E1 M.2 22×42 SSD showing its controller, V-NAND, and PMIC chips mounted on a compact black PCB, alongside the CES 2026 Innovation Awards honoree badge.
CES 2026 イノベーションアワードを受賞したサムスンのPM9E1 M.2 22x42


Q. 数ある競合SSD製品の中で、どのようなイノベーションや技術的な差別点がPM9E1 M.2 22×42の評価につながったのでしょうか?

チェ・スンホさん: 
PM9E1は、コンパクトなM.2 22×42 mmフォームファクタに両面SSD設計を採用した初のSSDです。PCBの両面にV8 NANDとDRAMを戦略的に配置することで、最大4TBという驚異的な容量を実現しました。サムスン電子の革新的な設計技術で、このサイズクラスでは具現が難しい水準の高容量を達成したため、このような点を高く評価されたようです。

容量以外にも、PM9E1は約50%の省電力性能向上を提供し、速度を犠牲にすることなく高性能を維持します。スペースが限られたAI PCやハイパフォーマンスラップトップ向けに最適化されており、サムスンが技術的卓越性と実用性を融合させたことを体現しています。これが高い評価を受けた主な理由の一つです。

Two side-by-side views of the PM9E1 SSD, highlighting the component layout on both sides of the M.2 22×42 PCB.
両面設計デザインが適用されたコンパクトなM.2 22x42フォームファクタのPM9E1
Two side-by-side views of the PM9E1 SSD, highlighting the component layout on both sides of the M.2 22×42 PCB.
両面設計デザインが適用されたコンパクトなM.2 22x42フォームファクタのPM9E1


Q. 革新的な製品であるだけに、開発中は多くの課題に直面したことでしょう。印象に残っている瞬間はありますか?

ユン・ソンギTL:
クライアントPC向けの高容量SSDでは、DRAMやNANDパッケージといった部品が不可欠です。しかし、M.2 22x42 mmというフォームファクタではスペースが極めて限られており、従来はシングルサイドのM.2 22x80 mm製品だけが必要なすべての部品を収められました。

この制約にもかかわらず、我々のチームはこの超コンパクトサイズでAI PC向けの高容量PCIe Gen5 SSDを提供し、顧客のデバイス設計の自由度を高めることを決意しました。その実現のために、当初V9世代向けに計画していた、より小型のNANDパッケージをV8にも適用することにしました。パッケージ開発チームとの密接な協力により、開発を加速させ、プロジェクトを迅速に前進させることができました。

極めて厳しいスペース制限のため、NAND、DRAM、コントローラを含むすべての部品を非常に小さなPCBの両面に配置せざるを得ませんでした。これにより、PCBレイアウト、BOM最適化、熱管理、機械的信頼性などで追加の課題が生じました。

印象に残っている瞬間は、旧正月連休も返上し、重要な課題を克服するためにチーム全体が一つになって開発に取り組んだことです。その協力と決意が、タイトな開発スケジュールの中でも最高の製品を提供することに繋がりました。

Sunki Yun from the Solution Product & Development Team speaking during an interview, seated at a conference table with a relaxed and engaged expression.
ソリューション開発チーム ユン・ソンギTL
Sunki Yun from the Solution Product & Development Team speaking during an interview, seated at a conference table with a relaxed and engaged expression.
ソリューション開発チーム ユン・ソンギTL


Q. 複数の課題に対処するため、複数部門間で密接な協力が行われたようです。チーム間の緊密な協力は、開発中の課題克服にどのように役立ちましたか?

キム・ギジュンPTL:
ユンTLが旧正月の連休もいとわず、チームで対応したというお話をされましたが、PM9E1は既存開発期間と比較して約2.5ヶ月も短縮したので、その過程は非常に大変でした。それだけ課題に参加された方々には記憶に残り愛着が湧く製品だと思います。 厳しかった開発過程だけでなく、AI PC分野でもサムスンのSSD技術のリーダーシップを確固たるものにしようという皆の強い意志で誕生した製品なので、なおさらそうだと思います。

開発期間中、私はプロジェクトタスクリーダー(PTL)として参画しました。チームは数多くの技術的課題に直面しましたが、当初の目標を達成するため、パッケージ開発、企画、品質、生産など関連部門があたかも一つの組織であるかのように緊密に連携しました。チームリーダーの迅速な意思決定と部門横断的なリアルタイム協業により、問題解決に向けた意見交換が即座に行われ、プロジェクト全体が有機的に機能しました。特にソリューション製品開発チームは、責任者の確かな支援により、より深く業務に没頭することができました。

この積極的なリーダーシップと組織横断的な連携が相まって、世界初の超小型・大容量SSDアーキテクチャを実現し、AIワークロードに最適化された設計を短期間で完成させることができたと考えています。この協働は顧客に対して明確で具体的な価値を提供しました。大規模AIモデルのロードが高速化され、データ処理が安定し、全体的なユーザー体験がスムーズになることです。 何より超小型サイズの高容量SSDという点は、顧客社のPCプラットフォーム設計自由度を大きく高めました。

最終的に、このプロジェクトの成功は、技術的な能力だけでなく、組織横断的なコミュニケーション、協働、そして果断な実行力に支えられたものだと考えています。

Kijoong Kim of the Solution Product & Development Team speaking during an interview, using expressive hand gestures while seated in a conference room.
商品企画チーム キム・ギジュンPTL 
Kijoong Kim of the Solution Product & Development Team speaking during an interview, using expressive hand gestures while seated in a conference room.
商品企画チーム キム・ギジュンPTL 


Q. 設計が高度に統合されているため、熱管理と耐久性の向上も大変だったはずです。こうした高度に統合された設計で、熱を管理し長期的な耐久性を確保することは重要な考慮事項です。これらの側面にはどのように取り組みましたか?

キム・ギジュンPTL: 
PM9E1では、NAND、DRAM、PMICなど多数の部品が非常にコンパクトな形状に詰め込まれているため、熱設計は開始時点から最も重要な考慮事項の一つでした。

近年、企業や個人が取り扱うデータ量が増大するにつれ、メモリ負荷とそれに伴う熱も大幅に増加しています。こうした過酷な条件下での安定性を確保するために、まずモックサンプルを作成し、詳細な熱分布マップを作成しました。このデータを基に、熱に敏感なBOM部品と各部品の電源レールの両方を慎重に考慮した最適化されたハードウェアアーキテクチャを設計しました。

熱管理は単に性能の問題だけでなく、機械的信頼性とも密接に関わっています。例えば、複数種のパッケージがダブルサイドPCBに実装される場合、発熱によりPCBの膨張・収縮が起こり、長期的な温度サイクル(TC)信頼性に影響を与える可能性があります。これに対処するため、低熱膨張係数(CTE)のPCB素材を使用し、側面充填技術を採用して変形を抑え、TC信頼性を強化しました。

タイトな開発スケジュールを鑑み、顧客と積極的に連携し、製品特性の理解を支援しました。初期段階で熱シミュレーションモデルと3D可視化を提供し、期待を合わせ、潜在的な熱リスクを事前に対処できるようにしました。

これらの取り組みにより、PM9E1は長時間にわたるAIワークロードでも性能低下せずに高スループットを実現し、ユーザーがシステムを長期にわたって信頼性高く効率的に運用できるようになりました。


Q. PM9E1はAIに最適化されたSSDとして説明されています。AIアプリケーション向けSSDに求められる主要な特性は何か、そしてPM9E1はそれらのニーズにどのように応えているのでしょうか?

チェ・スンホさん: 
大規模言語モデル(LLM)などの代表的なAIワークロードを実行する際、システムは極めて集中したデータロードとトレーニング操作を処理しなければなりません。特にトレーニング中のチェックポイント操作は、モデルの状態を頻繁に保存する必要があり、非常に高いシーケンシャル書き込み性能が要求されます。AI向けの高性能ワークロードに合わせて設計されたPM9E1は、最大12.6 GB/sのシーケンシャル書き込み速度を提供し、ボトルネックなしにタスクをスムーズに実行できるようにします。また、最大14.5 GB/sのシーケンシャル読み取り速度も備えており、訓練済みモデルの高速ロードや迅速かつシームレスな推論・再トレーニングを実現します。これらの能力の組み合わせにより、PM9E1は要求の厳しいAIアプリケーションに理想的なSSDとなっています。

Alex Choi from the Memory Product Planning Team sharing his thoughts with a bright, engaged expression during an interview.
商品企画チーム チェ・スンホさん
Alex Choi from the Memory Product Planning Team sharing his thoughts with a bright, engaged expression during an interview.
商品企画チーム チェ・スンホさん

Q. 将来的にPM9E1がSSD市場で果たす役割は何だと考えますか?

ソン・チャンウPL:
PM9E1は、先進的な両面配置設計技術により、超小型フォームファクタと大容量を同時に実現したストレージソリューションです。特に、モバイルデバイスからウルトラスリムノートブック、エッジサーバーに至るまで、幅広い用途でコアとなる高性能・低消費電力のストレージオプションとして機能します。コンパクトな設計に加えて、PM9E1はサムスンの高効率・高密度ストレージエコシステムを拡大し、次世代データインフラの道筋を開く役割も担っています。

ChangWoo Sun, Project Leader of the Memory Product Planning Team, speaking with an open and engaged expression during an interview.
商品企画チーム ソン・チャンウPL
ChangWoo Sun, Project Leader of the Memory Product Planning Team, speaking with an open and engaged expression during an interview.
商品企画チーム ソン・チャンウPL

キム・ギジュンPTL: PM9E1はAIワークロード向けに最適化されたSSDであり、 大規模AIモデルのロード、デバイス上での推論、高解像度コンテンツ処理において卓越した性能を提供します。膨大なデータをインテリジェントに処理し、計算効率を最大化することで、 AI時代の新たなパフォーマンスベンチマークを設定しました。 今後のAI PCやその他のハイパフォーマンスプラットフォームにおけるストレージイノベーションを牽引する重要な役割を果たすと期待しています。

チェ・スンホさん: PM9E1は、現在のクライアントSSDが一般的に提供する1〜2 TBの容量範囲を超え、コンパクトでありながら高容量なソリューションとして位置付けられ、AIスーパーコンピューティングを含む高性能コンピューティング環境に適しています。急速に変化する市場ニーズに応えると同時に、サムスンの技術リーダーシップと競争力を示しています。これにより、クライアントストレージ市場での当社のポジションが強化され、 将来の需要を捉えることが可能になります。


PM9E1は単なるPC用SSDにとどまらず、AIとハイパフォーマンスコンピューティングが日常生活に浸透しつつある時代において、可能性を再定義します。


* 掲載されているすべての画像はイメージであり、実際の製品とは異なる場合があります。画像はデジタル処理、修正、または加工されています。.
* すべての製品仕様は社内テスト結果に基づくものであり、ユーザーのシステム構成により変動する可能性があります。実際の性能は使用条件や環境によって異なる場合があります。