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サムスンのExynos Auto V920、現代自動車の次世代車載用インフォテインメントシステムに搭載

Exynos Auto V920、車載用チップソリューションでサムスン電子と現代自動車が初のコラボレーション
10コアCPU設計をベースにCPU、GPU、NPU全般のパフォーマンスを大幅に向上させ、さらに安全かつ没入度の高い車内体験を提供

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ソウル- 2023年6月7日-先端半導体技術をリードしているサムスン電子は、6月7日、2025年発売予定の現代自動車の次世代車載用インフォテインメント(IVI)システムに自社の最新車載用プロセッサであるExynos Auto V920を搭載することを発表した。これにより、サムスンは、グローバルモビリティ市場のリーダーである現代自動車と車載用半導体分野で初めて協力することになった。 サムスン電子LSI事業部のピ・ジェゴル副社長は、「グローバルモビリティ市場のリーダーである現代自動車と協力できることを嬉しく思っており、今回のパートナーシップを通じ、車載用インフォテインメント分野でさらに存在感を高められると期待している」と述べた。続いて、「今後もグローバル顧客及びエコシステムのパートナーと緊密に協力していくことで、最先端の車載用チップソリューションを開発し、安全かつ楽しいモビリティ体験を提供していく」と話した。 Exynos Auto V920は、最先端のIVIシステムを実現するサムスンの第3世代車載用プロセッサである。CPU、グラフィック及びニューラルプロセッシングのパフォーマンスが大幅にアップグレードされたV920は、重要な走行情報をリアルタイムで表示するだけではなく、高解像度のビデオコンテンツやゲームを、複数のディスプレイで円滑に再生し、最適な車内体験を提供する。 V920 CPUは、自動走行に最適化されたArmの最新コアを10個搭載しており、前の世代に比べ、1.7倍向上された処理パフォーマンスを提供する。V920は、超高速LPDDR5メモリに対応することで、ダッシュボード、インフォテインメント及び後部座席のエンターテイメントシステムのための最大6つの高解像度ディスプレイを提供し、重要な視覚情報を記録する最大12個のカメラセンサーを効率的に制御できる。 また、グラフィック及びAIのパフォーマンスが大幅に向上されたことにより、ディスプレイの視覚効果を高め、ドライバーと車内情報間の相互作用が最適化できている。V920は、従来の製品に比べ、最大2倍速いグラフィック処理機能を備えているハイパフォーマンスGPUコアを搭載し、優れたグラフィカルユーザインタフェース(GUI)を提供している。 最新のコンピューティングコアを適用し、ニューラルネットワークプロセッシングユニット(NPU)の パフォーマンスを2.3倍強化しており、ドライバーモニタリング機能を向上させ、ドライバーの状態をさらによく検知すると同時に、周りを迅速に把握することで、より安全な走行環境を提供している。 V920に実装されているセーフティアイランドは、車載用システムの安全基準である「Asil-B」(ASIL、Automotive Safety Integrity Level)に準拠しており、リアルタイムでエラーを検知かつ管理してIVIシステムを安全に保つことで、ドライバーに対する安全性をさらに強化している。 サムスンのExynos Auto 製品の詳細については、https://semiconductor.samsung.com/processor/automotive-processor/をご参照ください。 サムスン電子について サムスンは、革新的なアイデアと技術で世界にインスピレーションを与え、未来を作り上げています。サムスンは、テレビ、スマートフォン、ウェアラブルデバイス、タブレット、デジタル家電、ネットワークシステム、メモリ、システムLSI、ファウンドリ、LEDソリューションの世界を再構築しています。最新ニュースについては、 news.samsung.comのサムスンのニュースルームをご確認ください。