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サムスン電子、業界初の「レッドハット認証CXLインフラ」構築

  • サムスン電子独自の研究施設において、レッドハット認証のCXLインフラを構築
    • 製品からソフトウェアまで、サーバーの全構成要素を自社で検証可能
    • 業界初のCMM-Dレッドハット認証など、迅速な製品開発を進め、お客様にカスタマイズソリューションを提供

  • アメリカの「レッドハットサミット2024」で、CXLベースのサーバー性能向上技術のデモを実施
    • CXL開発キットを使用したメモリ容量・性能の向上
    • 高速データ処理を基にしたAIの学習・推論の加速

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サムスン電子、Red Hat ロゴ画像
サムスン電子、Red Hat ロゴ画像

サムスン電子が業界初となるグローバルオープンソースソリューションのリーディング企業であるレッドハットが公式認証したCXL(Compute Express Link)インフラを構築しました。

* CXL(Compute Express Link): 高性能サーバーシステムでCPUと共に使用される、加速器、DRAM、ストレージデバイスなどをより効率的に活用するための次世代インターフェース

 

これにより、サムスン電子はCXL関連製品からソフトウェアまで、サーバーの全構成要素を華城キャンパスに位置するサムスンメモリ研究センター(SMRC)で検証することが可能になりました。

* SMRC(Samsung Memory Research Center): サムスン電子のメモリ製品を搭載した顧客が自社サーバーのハードウェアとソフトウェアの最適な組み合わせを分析し、性能を評価できるリサーチセンター

CXLインフラ画像 01
CXLインフラ画像 01

サムスン電子は今月、業界で初めてCMM-D製品がレッドハットの認証に成功しました。

* CMM-D(CXLメモリモジュール - DRAM):サムスン電子の最新のCXL拡張メモリデバイス

 

社内にてCXL製品の認証完了後、すぐにレッドハットの登録手続きを進めることができるため迅速な製品開発が可能となり、お客様と開発段階から製品の最適化を進め、カスタマイズソリューションを提供することができるようになりました。

 

認証製品を利用するお客様は、レッドハットから保守・サポートサービスを受けることができ、信頼性の高いシステムをより便利に構築することができます。

 

さらに、お客様は▲ハードウェアの安定性保証 ▲Linuxとの互換性保証 ▲専門的なサポートなどを受けることができます。

 

삼サムスン電子とレッドハットはハードウェアに加えてソフトウェア技術でも協力し、 CXLエコシステムの先導をしています。

 

サムスン電子は今年5月に米国デンバーで開催された「レッドハットサミット2024」で、企業向けLinux OSである「レッドハットエンタープライズLinux 9.3 (Red Hat Enterprise Linux 9.3)」ベースのサーバーにCMM-Dを搭載し、ディープラーニングベースの推薦モデル(DLRM)の性能向上を実証しました。

* Red Hat Enterprise Linux 9.3: レッドハットの最新サーバ用オペレーティングシステム(OS)

* DLRM(Deep Learning Recommendation Models): 映画、外食などのビッグデータベースの推薦を目的としたAIソフトウェア

 

デモンストレーションでは、SMDKのメモリインターリーブ技術により、次世代ソューションであるCXLメモリの動作を最適化し、メモリ容量と性能双方のを向上を発表しました。

* SMDK(Scalable Memory Development Kit): 異種メモリシステム環境において、既存のメインメモリとCXLメモリが最適に動作するよう支援するオープンソースソフトウェア開発ツールで、APIやライブラリなどで構成されています。

* メモリインターリービング(Memory Interleaving): 複数のメモリモジュールに同時にアクセスしてデータ転送速度を向上させる技術

 

これに基づき、迅速なデータ処理とAIの学習・推論の加速が可能となり、顧客は追加の施設投資なしにより優れた性能のAIモデルを実装できます。

CXLインフラ画像 02
CXLインフラ画像 02

サムスン電子とレッドハットはCXLメモリエコシステムの拡張と新しい技術基準の提案を目指してパートナーシップを強化し、さまざまなユーザーシステムに最適なカスタマーソリューションを提供します。

 

サムスン電子メモリ事業部DRAMソリューションチーム宋泰相は、「今回のレッドハットとの協力により、顧客に信頼性の高いCXLメモリ製品を提供できることを非常に嬉しく思います。ハードウェアとソフトウェアを包括的にカバーする双方の持続的な協力を通じて、革新的なメモリソリューションの開発とCXLエコシステムの発展に先鞭をつけるでしょう」と述べました。

 

レッドハット・ジャパン代表の金慶相氏は、「サムスン電子とレッドハットの協力は、CMM-Dなどの次世代メモリソリューションの拡張においてオープンソース技術の重要性を示しています。両社はCXLソリューションの市場拡大のために持続的に協力していく」と述べました。

 

今後、サムスン電子はこのインフラの確保を基盤に、AI時代にふさわしい多様な製品を展開し、技術のリーダーシップを確立します。