以下に示す最小要件をシステムが満たしているか、確認してください。

OSのサポートの有無を確認してください。

* サムスンNVMe™ドライバーは、ホストとサムスンNVMe™PCIe M.2 SSDの間で最大の互換性を保証し、システムのパフォーマンスを最適化します。

M.2スロットには様々なタイプがあります。「B-Key」は最大2つのPCIeレーンを使用してSATAまたはPCIe NVMe SSDを有効にし、「M-Key」は最大4つのPCIeレーンを使用してNVMe SSDを有効にします。

PCIe x4レーンを使用したPCIe NVMe™ M.2 SSDのパフォーマンスはPCIe x2の約2倍であるため、マザーボードの多くはPCIe x4のM-Keyスロットをサポートしています。これはサムスンNVMe™ SSDでサポートされるソリューションであり、多くのM.2スロットで動作します。

ユーザーマニュアルを参照するか、マザーボードで使用できるM.2(MまたはBキー)スロットのタイプをシステムベンダーに問い合わせてください。

はい。サムスンNVMe™SSDは、インテルが定めた標準マザーボードの要件を満たすHaswell Refresh以降のチップセットで正常に動作します(特定のPCメーカーに合わせてカスタマイズされた一部のマザーボードの場合、必要なM.2スロットを提供しないことがあります) 。詳細については、マザーボードまたはPCメーカーに問い合わせてください。

はい。サムスンNVMe™M.2 SSDは、標準のRyzenチップセットでも動作します。

サムスンNVMe™SSDはWindows 7と互換性がありますが、優れたパフォーマンスと使いやすさを提供するためにWindows 8.1以降をお勧めします。

サムスンNVMe™ SSDはLinuxと互換性がありますが、Windows OSに最適化されています。

サムスンNVMe™SSDは、第3世代のPCIeを使用しています。 詳細については、 https://www.semiconductor.samsung.com/consumer-storageのサムスンNVMe™ SSDデータシートを参照してください。

サムスンNVMe™M.2 SSDは、プラグアンドプレイでインストールします。NVMe™SSDをM.2 PCIeスロットに挿入し、マザーボードメーカーから提供された固定用ネジとスペーサーでSSDを所定の位置にしっかりと固定し、外部ソースからシステムを起動してOSをインストールします。WindowsにはサムスンNVMe™SSDを起動時から実行させるインボックスドライバーがありますが、最適なパフォーマンスを保証しシステムとの互換性を最大化するために、サムスンNVMe™SSD用に特別に設計されたサムスンNVMe™ドライバーをインストールすることをお勧めします。

詳細については、 https://www.semiconductor.samsung.com/consumer-storageを参照してください。

サムスンNVMe™M.2 SSDにはネジが付属していません。一般的に、マザーボードメーカーが各マザーボードの独自のニーズに基づいて特定のネジとスペーサーを提供しているためです。

はい。SATA HDDまたはSATA SSDからNVMe™ SSDへデータをコピーすることは可能です。ただし、OSのクリーンインストールを実行した後に、実行不可能ファイルなどを移行することをお勧めします。

NVMe™SSDに必要なレジストリ情報はSATA HDDまたはSSDとは異なるため、クリーンインストールを実行することで、ストレージデバイスの複製中に発生しうる不要なパフォーマンスおよび互換性のトラブルを回避します。

はい。様々なアドインカードアダプタがありますが、最適なパフォーマンスと互換性のために、サムスンNVMe™SSDにはオリジナルのM.2スロットを使用することをお勧めします。

はい。NVMe™ M.2 SSDとSATA SSDまたはHDDを同時に使用する際の技術的な制限はありません。マザーボードに複数のストレージデバイスに対応できる十分な数のインターフェースがあるかを確認してください。

はい。 サムスンNVMe™ M.2 SSDは、RAID構成にグループ化することができます。マザーボードに十分な数のNVMe™ M.2スロットを取り付けて、最高のパフォーマンスを得るために十分なPCIeレーンが使えるようにしてください。

はい。サムスンNVMe™M.2 SSDは、SSDにインストールされているOSと共に、基本ストレージデバイスとして使用できます。

はい。AICは単なるアダプタで、サムスンNVMe™M.2 SSDの起動能力や接続性に変化はありません。AICの品質によっては、まれにNVMe™M.2 SSDのパフォーマンスがサムスンが公表しているパフォーマンス要件に満たないことがあります。

NVMe™SSDは、新しいタイプのインターフェースおよびプロトコル(不揮発性メモリエクスプレス)を使用して、SATAベースのシステムにおけるボトルネックを克服します。具体的には、SATA SSDの最大パフォーマンスは550MB/sを超えることができませんが、NVMe™SSDはPCle Gen.3 x4レーンで接続すると約3,500MB/sの転送速度が可能になることを意味します。

ベンチマークテストの結果は、システム環境、ホストソフトウェア、ハードウェア構成によって異なります。詳細については、サムスンが使用したテスト条件のデータシートをご覧ください。

サムスンNVMe™SSDはRAPIDモードをサポートしていません。

サムスンNVMe™SSDは、統合された熱分散感熱ラベルに加えて、サムスンの先進的な設計および製造能力により最適なパフォーマンスを維持するため、ヒートシンクは必ずしも必要ではありません。ごくまれに、数百GBの大容量のデータを転送する場合、サムスンのダイナミックサーマルスロットリングアルゴリズムを基に、SSDのデータ完全性を保護するためにパフォーマンスを抑制することがあります。

ただし、サムスンNVMe™SSDに近接して置かれているCPUや電力消費の大きいグラフィックボードなどの外部熱源が、サムスンNVMe™SSD周囲の空気の流れに悪影響を及ぼし、パフォーマンスの低下をもたらす可能性があります。サムスンNVMe™SSDの周囲の空気の流れを適切に確保する必要があります。

サムスンNVMe™ SSDは、M.2(2280)フォームファクタを使用します。M.2は業界標準で、M.2 SSDの幅は通常22mmです。サムスンで使用されている最も一般的な80mmソリューションと共に、30mmから110mmまで様々な標準化された長さが可能です。これはサムスンNVMe™SSDが幅22mm、長さ80mmで、マザーボードのほとんどのM.2スロットに適していることを意味します。

また、サムスンNVMe™M.2 SSDは片面であるため、すべてのコンポーネントがPCBの片側にのみ取り付けられ、比較的平らな形でほぼすべてのM.2スロットに収まります。

サムスンNVMe™SSDは、オペレーティングシステムを含むSSDに保存されているすべてのデータの内部ハードウェアに暗号化が組み込まれています。データは、起動前の認証プロセスを通じて復号化されます。すべてのユーザーデータが暗号化されるため、プライベートな情報が紛失や盗難から保護されます。
ハードウェアで暗号化されるので、パフォーマンスを犠牲にすることなく安全な環境が提供されます。

各サムスンNVMe™SSDの暗号化方式は、次のとおりです。AES (Advanced Encryption Standard, Class0 SED) TCG/OPAL、およびeDrive

1つ以上の暗号化方式を同時に使用することはできません。

サムスンNVMe™SSD(960EVO/PROおよび新しいバージョン)は、TCG Opalをサポートしています。これは、TCG(Trusted Computing Group)指定プロトコルを使用する認証方式であるため、TCG OPALソフトウェア開発メーカーが提供するTCGソフトウェアをインストールする必要があります。

ユーザー認証は、ソフトウェアを通じて提供されるプリブート認証で実行されます。詳細な内容と手順については、TCGソフトウェア会社に問い合わせてください。また、TCG/opalを有効または無効にするには、特殊なセキュリティソフトウェアを使用する必要があります。

EVOシリーズは、要求の厳しいメインストリームユーザー向けに設計されており、PROシリーズはSSDに非常に高いワークロードを求めて大容量を必要とするユーザーに最適です。

AICはアドインカードを意味するもので、M.2インターフェースの代わりに標準PCIe x16スロットとサムスンNVMe™M.2 SSDとの接続を可能にするアダプタです。

NVMe™(不揮発性メモリエクスプレス)は、非常に遅いハードディスクドライブに合わせて最適化されていた以前のストレージプロトコルSATAのパフォーマンスボトルネックを解消し、SSDと基本的なNAND型フラッシュメモリ技術のパフォーマンスの潜在力を最大化するよう設計された新しいストレージプロトコルです。

この新しいプロトコルであるNVMe™SSDは現在、SATA接続のSSDに比べて約6〜7倍高速で、今後大幅な潜在力の向上が期待されます。

PCIe(Peripheral Component Interconnect Express)は、広く使用されている汎用インターフェースです。高いデータ処理能力と普及率(グラフィックカードなどに使用)を有するPCIeはストレージ業界で支持され、制約の多かった従来のSATAインターフェースに代わる次世代のSSDとなっています。

PCIeは、他の要素と組み合わせてNVMe™SSDの性能をSATA接続のSSDに比べて約6〜7倍高めることができ、PCIeのスケーラビリティによって今後大幅な潜在力の向上が期待できます。

M.2は、M.2 SSDに使用されるコネクタと物理的な規格を説明するフォームファクタです。基本的にSSDはNVMe™プロトコルと新しいPCIeインターフェースを組み合わせられるように設計されており、以前のHDDベースの2.5インチ標準規格でストレージが占めていた領域を削減しました。

サムスンNVMe™SSDは、PCIe x1スロットとの互換性がありません。

M」および「B」は、M.2スロットの異なるコネクタタイプです。B-Key」は最大2つのPCIeレーンを使用してSATAまたはPCIe NVMe™ SSDを有効にし、「M-Key」は最大4つのPCIeレーンを使用して有効にします。

サムスンNVMe™SSDは「M-Key」を使用し、PCIe x4を活用してパフォーマンスを最大化しています。B-Keyに対応するM.2スロットには取り付けできません。