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ASIC(特定用途向け半導体)

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ASIC [Application Specific Integrated Circuit、特定用途向け半導体] 特定の応用分野および機器の特殊機能に合わせて作られた集積回路 半導体を簡単に分類すると、標準型 半導体(Standard)と特定用途向け半導体(ASIC)に分けられる。標準型半導体は規格が決まっているため、一定の要件さえ満たせば、どのような電子製品でも使える製品である。 一方、特定用途向け半導体は特定の製品のために使用する製品で、半導体メーカーが特定の注文に合わせて生産する製品である。 すなわち、特定用途向け半導体は特定のデバイスに必要な機能のみを実行するように設計、製作される。家電・携帯電話・自動車など分野ごとに必要な機能が異なり、それによって異なるチップが必要となるためである。 特定用途向け半導体は設計方式によって、ユーザーの要求に合わせて最初から回路を設計・製造する完全注文型IC(Full custom IC)と、標準化された設計を一部使用して回路を設計・製造する半注文型IC(semicustom IC)に大別される。 特定用途向け半導体は多品種少量生産方式の製品であり、要求された注文事項を満たすために高度な半導体設計能力が求められる。