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サムスン電子、業界最高速度のGDDR6 DRAMを開発

  • GDDR6標準ベースの業界初24Gbpsを実装… 次世代グラフィックスDRAM市場をリード
    • 第3世代10nmクラスプロセスを採用し、業界トップレベルのデータ処理速度を実装⋯
      従来の製品に比べて30%以上パフォーマンスが向上し、1秒間に最大1.1TBのデータを処理
    • 半導体技術協会(JEDEC)の標準規格を遵守し、互換性を確保
  • 1.1V電源電圧対応、電力効率が20%向上し、多様な顧客のニーズに対応可能
  • 次世代グラフィックカードや人工知能(AI)、ハイパフォーマンス・コンピューティング(HPC)など
    応用先が拡大

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サムスン電子が業界で初めて開発した24Gbps GDDR6 DRAM
サムスン電子が業界で初めて開発した24Gbps GDDR6 DRAM
サムスン電子は業界最高速度の24Gbps GDDR6(Graphics Double Data Rate)DRAMを開発した。 * Gbps(Gigabit per second): 1秒間に送信されるギガビット単位のデータ サムスン電子の24Gbps GDDR6 DRAMは、EUV(極端紫外線)露光装置を活用した第3世代10nmクラス(1z)プロセスをベースとした16Gb製品。 * 10nmクラスDRAMは、1世代(1x)、2世代(1y)、3世代(1z)、4世代(1a)などで表記 24Gbps GDDR6 DRAMにはhigh-kメタルゲート(High-K Metal Gate, HKMG)技術も適用され、従来の18Gbps GDDR6 DRAMに比べて約30%以上動作速度が向上した。 * high-kメタルゲート: 洩れ電流を最小限に抑えるために、金属材料の新物質をゲート電極に適用する技術 またサムスン電子は、半導体技術協会(JEDEC)の標準規格に合わせてGDDR6 DRAMを開発し、AIアクセラレータとグラフィックアクセラレータを採用しやすいよう互換性を確保し、業界最高速度を実現した。 * JEDEC: Joint Electron Device Engineering Council 24Gbps GDDR6 DRAMをプレミアム級グラフィックカードに搭載すると、最大毎秒1.1TBのデータ処理が可能。 これは、フルHDの映画275本を1秒で処理できる速度に相当する。 またサムスン電子は、低消費電力のダイナミック電圧スイッチング(DVS)を適用し、顧客の多様なニーズに合わせて20%以上電力効率を向上させた。 特に、電源電圧を従来の1.35Vより低い1.1Vまでサポートし、ノートパソコンのバッテリーの駆動時間が大幅に伸びることが期待される。 * ダイナミック電圧スイッチング技術(DVS, Dynamic Voltage Switching): DRAMの電源電圧を動的に変更し、性能と消費電力を調整する技術 業界トップレベルの速度と電力効率を確保した24Gbps GDDR6 DRAMを通じて、PCやノートパソコン、ゲームコンソールなど優れたグラフィック性能が求められる分野でさらに差別化されたユーザー体験を提供可能になった。 また今後、次世代高性能コンピューティング(HPC)や電気自動車、自動運転車など様々な分野で幅広く活用されることが期待されている。 サムスン電子メモリ事業部商品企画チームのイ・ドンギ副社長は、「24Gbps GDDR6 DRAMは、今月にも主な顧客の次世代システムに搭載され検証が開始される予定」であり、「サムスン電子は、大容量処理が求められるコンピューティング市場の需要に合わせて製品を適期に商用化し、これを通じて次世代グラフィックスDRAM市場を継続的にリードしていく」と明らかにした。 一方、高性能グラフィックスDRAM市場は毎年2桁以上の成長が予想されており、現在サムスン電子はグラフィックスDRAM市場において差別化されたソリューションで市場の成長をリードしている。